たとえば電車に乗っているとき、ケータイやスマホで通話している人がいたら……
「マナーの悪い人が乗っているな、そんな人と同じ車両なんて嫌だな……」と思いませんか?
最近ではよく知られるようになった、サイトの売買。
その取引上のマナーについてご存知ですか?
きちんとマナーを守っていなければ知らず知らずのうちに
「この人はマナーが悪いから取引をしたくないな……」と思われてしまうかも……。
そんなことが起きないように今一度サイト売買のマナーを確認してみましょう。
特にこれから取引を始めてみようかな? と思っている方は必見です!
『禁止事項』を知っておこう
明確に「禁止」と言われているわけではありませんが、サイト売買上の常識として「やらない方がいいこと」、
言うなれば『禁止事項』を知っておけば、少なくとも「この人との取引は願い下げ!」なんて思われることはありません。
売主、購入者、双方の『禁止事項』をそれぞれ見ていきましょう。
売主
売るサイトの情報の虚偽報告
「ちょっとでもいいサイトと思ってもらいたい……」と思って、数字を少しだけ上乗せ。
気持ちはわからなくもないのですが、詐欺罪に問われてしまいます。
ありのままのサイトを見てもらい、評価してもらいましょう。
仲介者に報酬を払い、成約額を吊り上げさせる
「掲載額は10万円だけど、20万円で成約させてくれたらそのうちの3万円は手数料と別に払うよ」
こんなことを平気で提案してくる売主さんを信用できますか?
じつはこれ、
「掲載額は10万円だけど、5万円で成約できるようにするから3万円は手数料と別に払ってくれる?」
という、先ほどとは逆で、仲介者が購入者に提案してくることも。
どちらにせよ、信頼に欠けますよね。
購入者
ただサイトが見たいだけ
「どんなサイトか見たいだけなんだけど……」というような、いわゆる冷やかし。
売主はプレビュー数や各月の報酬など、マル秘情報を見せてくれています。
それは自分が育ててきたサイトを任せられる人を真剣に探しているからです。
なのにそんなリスクのある情報を冷やかしで見られては困るどころの話じゃないですよね。
「見たいだけ」なら問い合わせは控えましょう。
隠したところでいずれ冷やかしだとわかることです。
無論、真剣に買う気があるサイトには、どんな些細な疑問でも問い合わせましょう。
サイトの確認後、連絡をしない
実際にサイトを見てみて「思っていたサイトとは違うからやっぱり買うのを控えよう」と思うことだってありますよね。
そんなとき「断るのは気まずいから、連絡しなければきっと察してくれるだろう」と、連絡しないなんてこと……考えてはいませんよね?
たしかに「やっぱりやめます!」なんてとても気まずい連絡です。
しかし売主は「買うのか? 買わないのか?」といつまでもやきもきしていないといけません。
『返事をする』というのはサイト売買だけでなく、社会で生きていくうえで基本的なことです。
「大変申し訳ありませんが……」とひとこと添えてきちんと連絡しましょう。
商談後、新たな条件を加える
たとえば「仲介手数料を値下げしてほしい」「こういった条件をつけます」など。
購入する際に「これだけはどうしても!」という条件がある場合は、先に提案しましょう。
あとから自分に都合のいい条件を出して「これがダメならなかったことに」なんて自己中心以外の何物でもありません。
売主・購入者の双方
作業を相手に丸任せ
無事契約が終了し、サイトを譲渡します!
そのときに移転作業があるときに「わからないから」「やってくれるだろう」なんて理由で相手に全部任せてはいけません。
移転作業というものは、双方が協力し、行うものです。
「最後くらいは売主側でやりますよ」「気持ち程度ですがお礼をお渡しするので、わからないところを売主さんがやってくれませんか?」
などの双方の合意があればいいのですが、そうでなければ丸投げなんてことはやめましょう。
相手の気持ちになろう
小さなころ、「自分がされて嫌なことは、相手の人にしてはダメ」と親や先生から言われたことはありませんか?
サイト売買も同じです。
自分がされたら嫌なことは、相手も嫌な気持ちになります。
『終わりよければすべてよし』とはなりません。
いずれ取引を断られたり、最悪の場合は訴訟……なんてことも考えられます。
サイト売買の仲介業者であれば、悪質な行為を繰り返す利用者には目をつけ、二度と利用できないようにすることもあります。
『サイト売買のマナー』と言っても、難しいことはありません。
日常生活を同じように、相手の気持ちになって、誠心誠意を持って接すること。
それさえできれば、いつでもサイト売買に参加できますよ!